オーボエリード、最初はどう扱っていいかわからない方も多いと思います。
今回は、リードの管理についてまとめてみました。
《楽器を吹く前に》
楽器を吹く前にまず水に浸して、少し柔らかくすることが大切です。リードは少し湿った状態であるほうが演奏に適しています。水に浸す時間は数分程度で、個人の好みや、リードの硬さによって異なります。
(余談ですが、水入れケースのお水は都度取り換えて、常に清潔な状態にしておきましょう)
《楽器を吹くときは》
リードだけで発音してみて、開きが好みになるよう指で優しくおさえて調節します。
楽器に取り付ける際はコルクが傷つかないようゆっくりと、隙間なく全て下まで差し込みます。
(オーボエは他の管楽器と異なり、管の抜き差しでチューニングすることはありません)
《演奏、練習が終わったら》
指でコルク部分を持ち、少しひねりながらリードを楽器から取り外します。
リードは水で軽くすすいで、水分を取ってからリードケースにしまいましょう。
また、通販やお店でもらう簡易プラスチックケースに濡れたリードを放置すると、カビや菌が繁殖する恐れがあります。
必ずリードケースで保管しましょう。(私は10本入りをおすすめしています)
《リードケースの取り扱い》
リードケースは楽器と同様に保管し、湿気や直射日光を避けるようにしましょう。
また、湿気が気になる季節には、ジッパー付きのビニール袋に乾燥剤と一緒に入れるのもおすすめです。
《ローテーションで使おう》
複数本のリードをローテーションすることで、リードの寿命を延ばすことができます。
リードは使用するたびに疲労して少しずつ振動が減って(劣化して)いきます。はじめのうちは練習用に2~3本、本番用に1~2本あると安心です。吹きやすいリードは練習時に使いすぎないようにして、本番用にとっておきましょう。
《舞台では》
舞台へ行くときも、念のため水入れケースと予備のリードを持っていきましょう。
不意にリードを破損してしまった時や、待ち時間が長い場合に対応できるようにします。
舞台は、照明や空調の影響でそれまでに音を出した場所(舞台袖や控室)と環境が異なる場合があります。リードが乾燥していると、音が出づらかったりコントロールが難しくなったりとトラブルが起こりやすいので、演奏しやすい状態を保つために準備しておきましょう。
他にも、演奏者によってさまざまな管理方法があります。
自分の演奏をベストな状態にするために、どんなふうに管理したら良いか試してみてくださいね。
また、こんな管理方法がオススメ!という情報があったら教えてください(^^)